
パニック障害の原因の一つに、鉄不足があります。
私が発症した当時、病院でフェリチン値(貯蔵鉄)を測ったところ、フェリチン値は空っぽでした。
鉄・タンパク質は体のエネルギー代謝の根幹なのです。
鉄・タンパク質不足の状態で、サプリメントを摂取してもあまり効果はなく、消化吸収ができないために具合が悪くなる人もいます。
まず、タンパク質と鉄を満たした上で、他のビタミン、ミネラルを補うことが大切です。
鉄分補給にはヘム鉄とキレート鉄がありますが、吸収の良いキレート鉄を選んでください。
キレート鉄は危険だと言っているお医者様もいますが、フェリチンの目標数値(150~200)に到達するまでは吸収の良いキレート鉄で補うことをおすすめします。
私の場合、重度の鉄不足たったので、吸収の良いキレート鉄で助かりました。
今は、フェリチン値が目標の数値に到達しているので2日に1回程度飲んでいます。
特に女性は月経で出血がありますので、摂取を続けてください。
男性は目標の数値に達したら摂取をやめて良いようです。
とにかく、鉄分が増加しないとパニック発作が発生する可能性が出てしまいます。
フェリチン値が増えると、本当に発作は起きなくなりました。
過剰摂取は良くないので、血液検査をしながら目標の数値に到達したら減らしてください。
※サプリメントを摂る前に、プロテインを規定量摂れる事が大前提です。
藤川先生は、プロテイン1日20g×2回が規定量とおっしゃっています。
プロテインが規定量摂れない人は、1日10g×2回からはじめて、慣れてきたら規定量まで増やします。
プロテインを規定量飲むことができてから、鉄、マグネシウム、ナイアシンアミドなどのサプリメントを摂るようにしてください。
栄養療法を始める方は藤川徳美先生著『医師や薬に頼らない!すべての不調は自分で治せる』などの書籍を読んでください。
注)栄養療法は自己責任でお願いします。サプリメントなどで副作用があった場合などの責任はとれません。