
パニック障害はメンタルなどの精神疾患だと言われていますが、多くの場合、原因はフェリチン値(貯蔵鉄)が著しく低いことにあります。
貧血の指標はヘモグロビン値ですが、これが標準値でも、フェリチン値(貯蔵鉄)が低いのです。
フェリチンとは、体の組織の細胞質に存在し、鉄と結合しているタンパク質のひとつです。
特に女性は毎月の生理や出産で多くの鉄分が失われます。
パニック障害の発症率が男性の3倍なのもその理由です。
鉄分が不足するとあらゆる不調の原因になります。
鉄の満たされ具合をお金に例えると、ヘモグロビン値は財布のお金、フェリチン値は貯金です。鉄の蓄えがないと心と体の健康は維持できません。
実際、私もヘモグロビン値は14と正常でしたが、フェリチンが空っぽでした。
男性の場合、女性よりも鉄不足には敏感で、男性のフェリチン50以下は重度の鉄不足です。
私の場合は、栄養療法を開始して1ヶ月、1日3錠鉄剤を飲んでもフェリチン13でした。
日本女性は全員、間違いなく鉄不足だそうです。
フェリチンが不足すると全身に充分酸素が行き渡らず、過呼吸やめまい等の原因になってしまいます。
栄養療法でフェリチンは上がります。
パニック障害の診断を受けた方はフェリチン値を測ってくれる病院を探して、調べてみてください。
その際、BUNの値も調べてください。 BUNは現在のタンパク質量を知る指標になります。
藤川徳美先生の書籍やブログにも詳しく書かれています。